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公開日:2025.11.25(火) 更新日:
ITコンサルタントの仕事内容を詳しく解説!転職前に知りたい年収やスキル、企業選びのコツを紹介
ITコンサルタントへの転職を考えていませんか?
ITコンサルタントは、IT技術を活用して企業の「改革」と「成長」を支援する専門家です。
近年、DX推進の高まりにより人気の高い職種となっています。
この記事では詳しい仕事内容から年収、求められるスキル、企業選びのコツを詳しく解説します。
ITコンサルタントの仕事内容

ITコンサルタントの仕事はクライアントの経営課題発見から解決策の導入、その後の運用支援まで多岐にわたります。
主な仕事内容は以下の通りです。
ヒアリング・課題調査・分析
まずクライアント企業の状況を正確に把握することから始まります。
現状の業務フローやシステム構成、経営状況などを把握した上で経営層や現場担当者へヒアリングし、課題を確認・分析していきます。
重要な点はクライアントが認識している課題が必ずしも本質的な問題ではないケースがあるということです。
現状と課題を論理的に分析し、企業の成長を阻害している「真の課題」を特定しなければ根本的な改革は実現しません。
分析を誤ると企業の課題が解消せずに、プロジェクトの方針変更を迫られるおそれがあります。
結果として、利益の低下や納期の遅延、顧客満足度の低下といった損失につながるのです。
このフェーズでは顧客との関係を築くコミュニケーション能力と、課題の本質を見抜く論理的思考力が求められます。
企画・提案
分析によって明確になった課題に対し、具体的な解決策を企画しクライアントに提案します。
市場にあるサービスやソリューションを調査し、機能、価格、拡張性、セキュリティといった多角的な視点からクライアントにとって最適なものを選定することが重要です。
最適な製品がない場合は複数のサービスを組み合わせたり、部分的なシステム開発を行うなど柔軟な発想での解決が必要です。
選定した解決策はその導入効果や費用、スケジュールなどをまとめた提案書を作成し、プレゼンテーションによってクライアントの合意を得ます。
このフェーズでは解決策を論理的に組み立てる論理的思考力と、顧客に分かりやすく説明する提案力が求められます。
プロジェクト推進
提案の承認を得られると本格的なプロジェクトの開始です。
ITコンサルタントはプロジェクトを円滑に進めるためのマネジメント役を担います。
WBSやガントチャートといったツールを用いて作業計画を立て、プロジェクトの進捗を管理します。
定例会や報告会などを開催し、クライアントや開発チームといった関係者間で進捗状況や課題を共有することも重要な業務です。
プロジェクトの進行中に予期せぬトラブルが発生した際には、関係者に納期調整や増員の依頼を行うなどの柔軟な対応が求められます。
このフェーズでは計画通りに目標を達成するマネジメント能力と、関係者との調整能力が重要です。
開発・導入
現代のITコンサルタントは提案が確実に実行されるように、開発・導入フェーズに深く関与します。
ITコンサルタント自身がプログラミングを行うことは稀ですが、開発チームが円滑に作業を進められるよう技術的な観点から支援を行うことも重要な役割です。
このフェーズでは開発プロセスに関する知識やITスキル、多くのメンバーを一つの目標に向かってチームを導くコミュニケーション能力が求められます。
運用支援
システムは導入して終わりではなく、企業成長に貢献して初めて価値を生みます。
操作マニュアルの作成や従業員向けの研修会を実施し、現場に定着するよう支援することが重要です。
さらに導入したシステムがビジネスの成果に繋がっているかを評価するため、KPI(重要業績評価指標)を設定しその効果を継続的に測定します。
期待した効果が出ていない場合は、その原因を分析し改善策を立案して再び提案します。
現場の従業員へのアンケートやヒアリングを通じて、システムに関する生の声を集めることも効果的な改善に有効です。
このフェーズでは、データに基づいた分析能力と、現場の協力を引き出す傾聴力が求められます。
ITコンサルタントの年収

ITコンサルタントの年収は他の職種と比較して高い水準です。
厚生労働省が運営する職業情報提供サイト「job tag」によると、ITコンサルタントの平均年収は752.6万円です。(2025年11月時点)
日本の給与所得者の平均年収が458万円であることを考慮すると、ITコンサルタントは非常に高い給与水準にある職種といえます。
参考:厚生労働省 職業情報提供サイト job tag ITコンサルタント
https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/362#:~:text=%E5%85%A8%E5%9B%BD-,752.6,-%E4%B8%87%E5%86%86
参考:国税庁 令和4年分 民間給与実態統計調査
https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan/gaiyou/2022.htm
ITコンサルタントの年収について詳しい情報を知りたい方は、以下の記事をご参照ください。
ITコンサルタントがやめとけと言われる理由

高い年収と将来性から人気の職種である一方、「ITコンサルはやめとけ」といった意見が見られることも事実です。
そのように言われる背景には主に3つの理由があります。
- プロジェクト成功のために業務が激務になりやすい
- より良い提案するために新しいソリューションやサービス、さまざまな手法を学び続ける必要がある
- クライアントの経営課題解決という大きなプレッシャーがかかる
しかし、これらの厳しい側面を乗り越えた先には大きな達成感と自己成長、そして高い報酬が待っています。
ITコンサルタントの仕事の厳しさについて、さらに詳しく知りたい方は以下のリンクをご参照ください。
ITコンサルタントに向いている人の特徴

ITコンサルタントとして活躍するためには、いくつかのスキルが求められます。
これらの能力を意識して伸ばしていくことが、自身の市場価値を高める上で有効です。
特に重要とされるのは、以下の3つです。
| スキル | 内容 |
|---|---|
| コミュニケーション能力 | クライアントの課題を引き出し、多くの関係者を動かす上で必要 |
| 論理的思考 | 複雑な問題を構造的に捉え、筋道の通った解決策を導き出すために必要 |
| 常に学び続ける姿勢 | 課題解決のために最新のIT技術やビジネス動向を収集するため |
「全て当てはまらない」と不安に思う必要はありません。
実務を通じてスキルを伸ばしてくれる「教育体制の整った企業」を選ぶことが、未経験からの転職を成功させる上で重要といえるでしょう。
市場価値を高める「教育体制」にある
ITコンサルタントは人手不足により未経験者向けの求人も多く、異業種からでも「入社」するハードルは以前より下がっているといえます。
しかし、市場価値の高いコンサルタントとして成長できるかどうかは入社後の教育体制が影響します。
十分な教育を受けられなければいつまでもスキルや実績が身につかず、結果としてキャリアアップも見込めません。
転職を成功させるためには、体系的な研修プログラムやOJT制度が整っている企業を選ぶことが重要です。
社員の成長を会社の成長と捉え積極的に教育している企業こそが、あなたの市場価値を高めてくれるでしょう。
未経験からITコンサルタントへの転職を成功させるポイントについて、さらに詳しく知りたい方は以下の記事をご参照ください。
ITコンサルタントになるために取得したい資格

ITコンサルタントに必須の資格はありません。
しかし、資格は自身の知識や学習意欲を客観的に証明できる有効な手段です。
ITコンサルタントにおすすめの資格は以下の4つです。
- P2M: 全体を設計・マネジメントできる力があることを示す資格
- 基本情報技術者試験: ITに関する基礎知識を網羅的に保有していることを証明
- 日商簿記: 企業の財務状況を理解し、経営的な視点から提案を行う上で有効
- クラウドサービス系の資格(AWS、Azureなど): 現代のITソリューションの中心であるクラウドに関する専門知識は、市場価値が高いスキル
まとめ

ITコンサルタントの仕事内容は分析から企画・提案、システムの導入、運用支援まで多岐にわたり高い専門性が求められます。
人気が高く魅力的な職種ですが、常に学び続ける姿勢が求められる厳しい側面もあります。
重要な点は成長を支えてくれる「教育体制」が整った企業を選ぶことです。
自助努力だけでなく、教育を後押ししてくれる企業は自己の市場価値を大きく高めることができるでしょう。
ぜひ教育体制の整った企業への一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
